CDレビュー 


音楽を聞きながら手仕事をするのが至福の時
最近よく聞くお気に入りのCDをご紹介します

 

Norah Jones/Not Too Late

ファースト・アルバムがグラミーで8冠に輝いてから早4年、更にレベルアップした彼女の3枚目のアルバムです。今朝の「めざましTV」に出演、スタジオ生ライブで、このアルバムからの曲"Thinkig About You"を演奏しているのを見ましたが、早朝にもかかわらずステキにチャーミングでした。CD屋さんのジャンル分けではJazzですが、カントリーやソウル、フォーク、ポップスなど様々な要素が渾然一体となって心地好いサウンドです。シタール奏者のラビ・シャンカールが父親というのは有名ですが、もしかしたら色々な要素がブレンドされているのは彼女自身かもしれません。(2007/3/20)
Simon Webbe/Grace

UKボーカル・グループ「ブルー」のサイモン・ウエッブのセカンド・アルバムです。アーバン・フォークと言うのがこの人の音楽ジャンルですが、要するに都会的に洗練されたフォークと言う事らしいです。アコースティックの心地よいサウンドは声を張って歌い上げるでなく、どちらかと言えば脱力系とでも申しましょうか、とにかく気持ちいいです。1曲目の"Coming Around Again"をJ-Waveで聞いて即購入しましたが、その他の曲もハズレがありません。(2007/2/14)
Dream Girls

映画「ドリーム・ガールズ」のサントラ盤です。どの曲も場面を再現する事ができて、スクリーンの感動が再びよみがえります。中でもジェニファー・ハドソンの"Love You I Do"とビヨンセの"Listen"は圧巻です。当時大流行したモータウンサウンドは白人に魂(ソウル)を売った黒人のR&Bミュージックだったんですね。CD1枚に20曲も入ってお買い得です。是非舞台が見たいです。(2007/3/14)
J.J.Cale&Eric Clapton/The Rode To Escondido

クラプトンの新作は彼が敬愛して止まないJ・J・ケイルとのコラボレーションです。J・J・ケイルは1938年オクラホマ生まれの白人ブルースマンで、クラプトンより7才年上になります。そもそも地道な音楽活動を行っていたケイルが一躍注目されるようになったのは、1970年クラプトンが初のソロアルバムでケイルの作品"After Midnight"を取り上げた事からでした。その後もクラプトンが"Cocaine"を始め数々の曲を取り上げてカバーする事で、ケイルは表舞台に登場するようになったのです。このアルバムでは14曲中11曲がケイルの曲です。ブルースだったりカントリーだったり、アメリカ音楽のルーツに遡って時代に逆流しているようですが、とても心地良いのです、オトナだなぁ…(2006/12/7)
James Morrison / Undiscovered

イギリスのシンガー・ソングライター、ジェイムス・モリソン(ドアーズのジム・モリソンとは無関係)のデビュー・アルバムです。アコースティック・ギターをバックに歌うハスキー・ヴォイスは珠玉の輝きですが、この人まだ21才と聞いてビックリ!「若いのに苦労したのねぇ」って感じのアルバムです。子供の頃スティービー・ワンダーやオーティス・レディングなどのソウル・ミュージックを聞いて育ったそうですが、なるほどと納得です。優しいメロディーに乗って奏でられる心の叫びに打ちのめされました。国内盤なのにボーナス・トラックも含めて1980円とお買い得です。(2006/10/5)
Daniel Powter

ダニエル・パウターはカナダ生まれの35才、これは昨年ヨーロッパで大ブレイクした遅咲きの大型新人のデビュー・アルバムです。今年になってこのアルバムからのシングル曲"Bad Days"がビルボードで5週連続トップをキープするロングヒットとなり、めでたく世界制覇となりました。ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンの後をいく今が旬の王道ピアノマンです。どの曲も耳に心地よくメロディーラインも分かり易くハズレがありません。サマーソニック'06への出演が決まっているそうですが、その前に5月27日の「ミージック・フェア」に出るそうです。(2006/5/24)
Donavon Frankenreiter / Move By Yourself

このページに再三登場の元祖サーファー系ミュージシャン、ジャック・ジョンソン・ファミリーの一員、ドノバン・フランケンレイターの2枚目のアルバムです。ソフトでハート・ウォーミングな曲の数々すが、ジャック・ジョンソンほどゆる〜い感じではなく、グルービーなドライブ感に満ち溢れています。タイトル曲の"Move By Yourself"はどこかで聞いたイントロだけど??思い出せない…でも今一番のオキニです。(2006/5/24)
Bent Fabric/Jukebox

ベン・ファブリックは81歳の現役ジャズ・ピアニストで、デンマークのレコード会社の社長だそうです。ピアノをベースに7人の若いボーカルがそれぞれの曲を彩って、とてもポップでおしゃれなアルバムです。ノスタルジックなブギウギ・ピアノに今風の味付け、軽快なテンポの曲の数々で楽しませてくれます。私が購入したのはリミックス・バージョンを2曲追加したEU盤ですが、国内盤以外にボーナストラックというのをはじめて見ました。(2006/4/3)
Ben Harper/Both Side Of The Gun

久しぶりに鳥肌の立つアルバムにめぐり合いました。古いようで新しく、ソフトだったりハードだったり、ブルースだったりワールドミュージックだったり、あらゆる時代やジャンルを超越したのがこの人の音楽です。そんな幅広い音楽性と枠にこだわらないこのアルバムは、比較的ハードな白ディスクとアコースティックでソフトな黒ディスクの2枚組みです。「はじめてコピーしたのはジミー・ヘンドリクスだった」というあたりにこの人のルーツのようなものが見え隠れしますが、誰かみたいだけど誰みたいでもないんです。白ディスクのトップ"Better Way"はゾクゾクします、イ〜ネッ!(2006/4/3)
Jack Johnson and friends/Sing-A-Longs and Lullabies for the film Curioua George

誰でも知ってる「おさるのジョージ」が映画になりました。ナント、音楽とジョージの心の声は大好きなジャック・ジョンソンが担当しています。
その上and frienndsのメンバーにBen HarperとG.Loveがクレジットされているではありませんか!HMVの店頭で発見して即買いました。期待通りの出来栄えで、ゆる〜い感じの癒し系は相変わらずですが、このアルバムはプラスほのぼのと幸せな気持ちにさせてくれます。ジョージのキャラクターがそのまま反映された愛らしい作品で、デッサン風のジョージのイラスト入りのブックレットと紙ジャケがイケテます。(2006/3)
Craig David/Story Goes…

UK出身のこのイケメンR&Bシンガー・ソングライターは現在24才、2000年の1stアルバム"Born To Do It"ですっかりファンになりました。全体にメロウ&スィートなミディアム・テンポの曲構成で、美しいメロディーラインとハーモニーで楽しませてくれます。通算3枚目になるこのアルバムは只今、車でちょっと遠出する時の必需品です。耳に心地よく快適な気分で安全運転できます。(アップ・テンポの曲ばかりだとついついスピード出し過ぎるし、スローな曲だと眠くなっちゃう)(2005/9)

Eric Clapton/Back Home

人生紆余曲折やっとたどり着いた幸せなひとときと言った感じのアルバムです。軽いレゲエ・バージョンの"Say What You Will"は「スマップが歌っていたのと同じ曲?」って思うくらい良い仕上がりです。眉間にシワを寄せて苦悩の表情でブルースを歌うのがクラプトンのイメージですが、満面の笑みでギターを抱え愛娘とジャケットに収まったクラプトンはゆるゆるです。未だに「メイオール時代のクラプトンが最高!」とおっしゃる輩には生ぬるいクラプトンは論外でしょう。ゲストにジョン・メイヤー、、ヴィンス・ギルなど豪華な顔ぶれ、中でもジョージ・ハリソンの"Love Comes To Everyone"をスティーブ・ウィンウッドとのコラボレーションで聞けて大満足!愛は誰にでもやって来るのね。(2005/9)

Coldplay/X&Y

2002年の2ndアルバム「静寂の世界」がグラミー賞他のアワードを獲得して一躍注目を浴びたColdplayの新作です。アルバム・タイトルの"X&Y"とは「数学ではいつもXとYが解答だったが、人生では答えは誰にもわからない」と言うことらしい。全体の印象は<かる〜いU2>って感じで、とても洗練されたサウンドに仕上がっています。どうでもいいことですがバンドの中心人物クリス・マーティンの奥様は女優のグィネス・パルトロウ、去年誕生したベイビーはアップルちゃんです。(2005/7)

Jack Johnson/In Between Dreams

このページで最初に紹介した元祖サーフ・ミュージック系ジャック・ジョンソンの新作です。C・ラッセンと同様そのライフスタイルそのものがファッションのようになりました。どこを切っても同じ金太郎飴状態で退屈とおっしゃる方もおいででしょうが、私にはこのゆる〜い感じがなんともたまりません。リラクゼーション効果満点、心のマッサージと言ったところでしょうか。前作が売れたから今回はジャケットもオシャレです。目下ヒット中の"Sitting, Waiting, Wishing"をはじめお気に入りの曲の数々に毎日癒されています。(2005/3)

Elton John/Peachtree Road

セルフ・プロディユースによるこのアルバムは、派手な仕掛けや驚異的な発見はありませんが、心地よい安定感で癒されます。どちらかというと地味な仕上がりですが、どの曲も分かり易いメロディーラインで、思わず口ずさんでしまいたくなります。余計なお世話ですが、先日同性間の結婚が認められ長年のパートナーと晴れてゴールインしたエルトンに「おめでとう!」。(2004/12)

U2/How To Dismantle An Atomic Bomb

4年ぶりのU2の新作はシンプルな味付けでとてもグーです。かれこれ20年位前になりますが、始めて彼らのライブに行った時は、B.B.キングとのジョイントでした。以来どんどん巨大化して、もう私の許容範囲を遙かに越えてどこか遠くへ行ってしまったと思っていましたが、このアルバムは「帰ってきたU2」って感じです。只今ヒット中の"Vertigo"を始め、パワフルでポップな曲の数々に魅了されます。(2004/12)

 

 Ray Charles/Genius Loves Company

今年6月この世を去ったレイ・チャールズの最後のアルバムになってしまいました。このアルバムはレイを敬愛してやまない様々なジャンルのアーティスト達とのデュエット曲で構成されています。その顔ぶれは豪華絢爛でノラ・ジョーンズ、ジェームス・テーラー、ダイアナ・クラール、エルトン・ジョン、ナタリー・コール、ボニー・レイット、ウィリー・ネルソン、マイケル・マクドナルド、B.B.キング、グラディス・ナイト、ジョニー・マティス、ヴァン・モリソンと蒼々たる人達が名を連ねています。お馴染みの曲ばかりでジャズだったりブルースだったりしますが、枯れたソウルフルなレイの歌声はどのアーティストとのデュエットも天才的な愛で満ち溢れています。どれも甲乙付けがたいラインナップですがベストチョイスはB.B.キングとの"Sinner's Prayer"かな。

Kevin Lyttle

カリブ海の小さな島セント・ビンセント島出身のKevin Lyttleの本邦初アルバムです。ちなみにこの島からはたくさんのまぐろが日本に輸出されているそうです。カリブの音楽と言えばレゲエやカリプソが有名ですがこれはソカというジャンルだそうです。レゲエほど重くなくて、ノー天気と言えるほど明るくて軽ーいノリです。カラッとした青い空と碧い海が目に浮かんできます。大ヒット中の"Turn Me On"をはじめ心地よい曲がいっぱいです。目下家事のBGMにヘビーローテーションでかけまくりです。軽くステップとか踏んじゃったりして、大嫌いなアイロン掛けもはかどりますよ。HMVのセールで\1419でGETしちゃいました。

Aerosmith/Honkin' On Bobo

3年ぶりの新作は彼らのルーツでもあるブルースのカバーを中心に、新曲をプラスした構成になっっています。基本のライブ感満載で一発撮りの感じが伝わってきます。今やRolling Stonesに次ぐ史上最強のロック・バンドに君臨したエアロスミスは何と言ってもライブが一番。既に7月の東京公演のチケットも入手済み、食われそうなスティーブン・タイラーの口と、ジョー・ペリーの割れた腹筋が楽しみです。それにしてもいくつになってもエネルギッシュな彼らのパワーの源は何なのでしょうか?(2004/4)

Eric Clapton/Me And Mr. Johnson

待望の新作は全曲ロバート・ジョンソンのカバー・アルバムです。ロバート・ジョンソンは1930年代のブルース・マンで、27才の時他人の女に手を出したのが原因で毒殺されたそうです。(ワッ、壮絶!)
"From the Cradle"以来の全曲ブルースですが、ミシシッピー・デルタの泥臭いブルースをクラプトン風のアレンジで聞かせます。先日の武道館ライブでもこのアルバムから"Come On In My Kitchen"他数曲がメニューに組み込まれていました。ライフワークのように必ずステージで演奏してくれる"Cross Road"(これもロバート・ジョンソンの作品)のアレンジが時代と共に変化して来たように、「ん〜、そう来たか!」と思わず唸ってしまいました。(2004/3)

George Michael/Patience

契約上の問題で前作から8年振りですが、今回もスタイリッシュで大人なポップ・アルバムになっています。もうお金の為に音楽はやらないそうですが、一体何処を目指しているのでしよう?本当に作りたかった音楽は他にあるのでしょうか。ワムの頃はキラキラ輝いて弾けていたなぁ〜、あれから20年…あの頃のワムをテーマにミュージカル化するという話は実現するのでしょうか?そんなジョージ・マイケルも最近はすっかり風格というか開き直りというか怖れるものは何もないと言った感じです。益々磨きのかかったヴォーカルはとってもセクシー、でもある意味気持ち悪い、なのにそこが好き!(2004/3)

Gavin Degraw/Chariot

ビリー・ジョエルの再来と言われるシンガー・ソングライターです。J-Waveで耳にして即買いました。現在25才、NY出身のギャヴィンは音楽一家に育ったそうですが、影響されたアーチストにレイ・チャールズとサム・クックの名前を挙げるなど幅広い音楽性を感じさせます。若々しいボーカルなのにどこか懐かしい感じのデビュー・アルバムですが、今後の活躍が期待されます。(2004/3)

Queen/Jewels

こんなのは邪道だ!と言いつつ買ってしまいました。45才でフレディー・マーキュリーがこの世を去って早13年、13回忌の記念と言うわけではないと思いますが、日本だけのベスト盤です。Queenを知らない若い人にはTVの影響もさることながら最適の入門編となることでしょう。私のベストは"The Show Must Go On"否"Bohemian Rhapsody"も"I Was Born To Love You"も捨てがたいし…"Somebody To Love"(追悼コンサートでジョージ・マイケルが歌って感動したなぁ〜)も…どれもこれもまさに珠玉の名曲の数々、Jewelsそものもです。(2004/2) 

Beatles/Let It Be...Naked

33年前私はヤマハ渋谷店でこのオリジナル・レコード盤を売っていました。当時洋楽の国内版は海外よりかなり遅れて発売されるのが常で、2500円の輸入盤が飛ぶように売れました。(当然私も買いました)何で今更…?それはこのアルバムがプロデューサーによって大きく手を加えられメンバー(主にポール)のお気に召さなかったと言うのが本当の理由らしいが…オーケストラやコーラス、多重録音で壮大な"The Long And Winding Road"に仕上げたフィル・スペクターが殺人容疑で逮捕されたのも関係あり?つまりこれが本当のオリジナルと言う訳です。曲順も大幅に変えられ"Don't Let Me Down"が加えられています。商魂逞しいと関心しますが、これで経済も活性化するのでしょうか、出せば何でも売れるビートルズは永遠に不滅です。天国のジョンとジョージもきっとビックリしている事でしょう。(2003/12)

Sting/Sacred Love

ちょっと暗めのjazzyな感じが大好き、今作もパワフルな仕上がりで期待通りの出来映えです。メリー・J・ブライジ、ビンセント・アミーゴ、アヌーシュカ・シャンカールなどゲストも多彩。クレイグ・デービッドがインタビューで「"Shape Of My Heart"のサンプリングの許可をもらおうと電話したらレコーディングにまで参加してくれて感激した。」と言っていたが、大物はこうでなくちゃね。(2003/10)

 

Seal/W

壮大なスケールでちょっと悲劇的なこの人の世界が大好きです。"Waiting For You"は今一番のお気に入り、相変わらずの神秘的なボーカルにすっかり参っちゃいました。UK盤は段ボールに剥き出しのCDだったらしいけど、私が購入したのはジャケットに収まってプラスチックケース無しのエコで、よく見たらドイツ盤でした。(2003/10)

Steve Winwood/About Time

待ちに待った新作はナント6年振り、ハモンド弾きまくりでライブ感満載。耳慣れたシンセサイザーに比べて古臭いと思いきやこれが結構新鮮!スペンサー・デイビスGP〜ブラインド・フェイス〜トラフィックとズーッと追っかけてます(しかもリアルタイムで)。来日公演は必ず行くのにフジロックは行けなくて残念。年輪は重ねても燻銀の光沢を放って益々ノリノリで脱帽!(2003/10)

Annie Lennox/Bare

前作「メデューサ」以来8年ぶりのソロ・アルバムです。その間ユーリーズミックスの再結成とかもあったけど、アニー姐さん健在!おんな女してないこの人の魅惑的な声が大好き、相変わらずカッコイイ!光と影の部分がウェーブの様に押し寄せる感じのアルバムです。"Sweet Dreams"で出会った時は衝撃的でした、ベリーショートのブロンドに青い目私の持ってない物を全て備えてました。今回のジャケ写も白塗りでビックリです。(2003/10)

 

Jack Johnson/On And On

ハワイ在住のプロ・サーファーです。アコースティック・ギターが心地良くって、ダルーイ感じのボーカルに癒されます。夕暮れ時ハワイの海岸木陰のハンモックでお昼寝ってこんな感じかな?何しろこの夏はズーッと車の中で聞いてました。(2003/10)

 












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